留学をする最大の理由として、’’英語を上達させるため’’という人は多くいると思います。
しかし、私自身留学を終えて、その他にも留学を通して得られたことがあると感じました。
そこで、今回は私が留学をして感じた、留学する理由についてお話ししたいと思います。
(写真)Millaa Millaa Falls, ケアンズ
昔むかし、私は留学に行く前に、何が目標で留学に行くのか悩んでいた時期がありました。ずっと留学したいとは思っていたものの、やはり目標がないと、留学をしても無駄な生活を送ってしまいそうで、お金を貯めつつ、1年ほどずっと目標を考えていました。でも、考えても考えても答えは出ず、ただ留学をしたいという想いだけが強くなっていきました。目標を考える中で、留学をすると視野が広くなると言うのをよく耳にしていましたが、視野が広くなるってどういうこと??ってずっと思っていました。
結局どうしても留学することを諦められず、最終的に’’英語を話せるようになりたい’’だけが理由でしたが、考えてもどうにもならん!と思い、2020年に渡豪しました。
渡豪して、いろんな国の多様なバックグラウンドを持った人と出会いました。
学生、社会人、50代、いろんな国+世代の人と関わる中で、みんなそれぞれの人生タイムラインで頑張っていて、挑戦することに早いも遅いもないなと思いました。
世界で日本語を話す人の数は約1億2,500万人、英語を話す人の数は約15億人と言われています。
英語でコミュニケーションをとることで得られる情報の量は大幅に増えるし、関わることができる人の数も増えます。
数えきれない人たちと出会って現地で生活していく中で、私自身も学校が終わったらこの仕事をしてみたい、ここに行ってみたいなど、より具体的に自分のやりたいことが明確になっていきました。留学する前に、英語を話せるようになりたいというざっくりした目標はありましたが、現地に行ってからいろんな人と関わっていく中で、挑戦する機会も増えて、新しい目標も次々出てくるようになりました。
周りの人の影響ってすごいなと思いました。
学校を卒業する日も近づいてきて、環境がまた変わることにとても不安を感じておろおろしていたある日、ある友達が、今いる’’Comfort Zone(安全領域)’’から出ていくことは、成長できるってことだから、悲しまなくて大丈夫だよ😄👍と言ってくれました。
引用:PositivePsychology.com Toolkit – ‘Leaving The Comfort Zone’
Comfort Zone(安全領域)と言うのは、上記の写真の円の中心から、
Comfort Zone:安全の領域(安心している、状況を把握している)
Fear Zone:恐れの領域(周りの意見に左右される、言い訳を考える、自信がない)
Learning Zone:学びの領域(困難や挑戦に立ち向かう、新しいスキルを得る)
Growth Zone:成長の領域(目的を見つける、新しいゴールを設定する)
と言う状況を指します。
次に進んで成長するには安全の領域から出る必要があって、いつか、成長の領域に辿り着いてもその領域はいつか安全の領域になるし、人生は学びの連続だね。と興味深いことを教えてもらいました。
私は留学している間この4つの領域を数えきれないほど出入りしました。
確かに今思えば、新しい環境に飛び込むことに躊躇ったり、うまくいかないことがあるのは、成長するため、もっと多くの経験をするために必要だったと思います。
実際に現地に行くと、自分が想像していたこととは全く違う景色や出来事が待っていたり、環境を変えることで、出会う人も変わり、得られる情報も増えます。
私自身、渡豪早々コロナで外出禁止になって、仕事も全く見つからない、英語が伝わらないなど、自分が思い描いていたようにはいかないことがたくさんありました。
でも、うまくいかないことがたくさんあったおかげで、今までにない経験ができたし、そこからたくさん学ぶことができました。
安全領域から抜け出して、誰も知らない、言語も違う場所で1からスタートすることは不安で、怖いです。
でも、何が目標であっても、その目標を達成するまでには道のりがあって、その過程を通過するときに得られる情報や学びは目標を達成する以上に大切な時間になります。
英語を学ぶだけでなく、英語を学んだ延長線上にある、出会う人と情報量、領域展開をする機会が大幅に増えることが、
留学する理由の一つだと思います。
視野が広がるということは、留学する中で得たたくさんの情報をもとに、物事をいろんな方向から見ることができるようになることなのかなと思いました。
成長するために安全の領域から抜け出して、オーストラリアに留学したい!と思った方、ぜひご連絡ください😊